みなさんこんにちは、トンプソンです!
今回は室内トラックのニュースをお届けいたします!
アメリカのクリストファーベイリー選手が室内400mで44秒70!
2025年2月14日(アメリカ時間)に、アメリカのアーカンソー大学で行われた、タイソン招待(Tyson Invitationl)において、アメリカのクリストファー ベイリー選手(Christopher Bailey)が室内男子400mに出場し今季世界最高タイムとなる、
44秒70 をマークしました!
このタイムは、室内400m競走の世界歴代6位に相当するタイムです!
※動画です☟
クリストファーベイリー選手について
ベイリー選手は今大会が行われたアーカンソー大学の卒業生で、現在はプロ陸上選手として活躍しております。
(アーカンソー大学は、100mのアメリカ記録保持者のタイソン ゲイ氏、世界陸上200m銅メダリストのウォーレス スピアーモン氏、110mハードルのオリンピックチャンピオンであるジャマイカのオマー マクリオド選手の出身校で、アメリカ陸上界の名門大学です。ベイリー選手は2022年まで、元100m世界チャンピオンのクリスチャン コールマン選手を輩出したテネシー大学に在学しておりました。)
近年の主な競技実績は、2024年パリオリンピック男子400m決勝6位入賞、同大会の男子4x400mリレーでは、2分54秒43のオリンピック新記録で金メダルを獲得しております🥇
2023年の400mの自己ベストは44秒84でしたが、オリンピックイヤーの2024年に自己ベストを一気に44秒31まで縮めて400mのアメリカ代表の座を勝ち取りました。
それだけでなく、国際大会で個人として初出場の中(リレー要員で2023年ブダペスト世界陸上で男子4x400mリレーの予選に出場済)決勝の舞台へと駒を進めるという、ベイリー選手にとっては飛躍の年となりました。
スポンサー無しで競技続行中?
そんなベイリー選手ですが、2024年に大学を卒業してからはしばらくの間スポンサー無しで競技を続けておりました。
日本では大学卒業時点で、400mを44秒台で走れば実業団チームやスポンサーから声がかかる場合がありますが、アメリカでは400mで44秒台は普通の事。
むしろ、44秒台を出しても大学卒業後に陸上競技で生計を立てていくのはかなり難しいのが現実です、理由は44秒前半、43秒台の選手が多数存在するからです。(上には上がいるという状況です。)
しかし、ベイリー選手は自力で競技を続け、オリンピック代表の座を勝ち取りリレーでは金メダルを獲得しました。
現在は、Tracksmith(トラックスミス)というスポーツウェア会社からのスポンサーを受けていますが、このトラックスミスという会社のスポンサー形態は、
・競技に出る際のユニフォームやウェアを提供
・大会への遠征費を提供
が主な支援内容となっており、金銭面を直接支援してもらえるものではありません。
つまり、お給料は別のスポンサーから頂くもしくは、自分のビジネスや仕事・アルバイトをして生計を立てていく必要があるという事です。
アメリカの一部の陸上選手は、トラックスミスで何とかプロ陸上選手としてのキャリアを築き、実績を出したうえで、NIKEやadidas、Pumaなどの陸上最大手のスポンサーを勝ち取るという方式をとっております。
※男子110mハードルアメリカ代表で、2024年パリオリンピック同種目で決勝6位のフレディ クリテンデン選手(Freddie Crittenden)も、もともとトラックスミスのスポンサーを受けており、パリオリンピック後に正式にadidasからスポンサーを受けることになりました。☟
前述の通り、ベイリー選手は2024年に多数の実績を出しているので、2025年シーズンもダイヤモンドリーグやコンチネンタルツアーでの活躍、また東京世界陸上での活躍次第では、NIKEなどの大手スポンサーを勝ち取る可能性は十分にあります。
2025年3月に、中国の南京で行われた世界室内陸上で男子400mに出場したベイリー選手は、予選から調子の良さを見せつけそのまま優勝しました!🥇
しかも、アメリカはワンツースリーフィニッシュをしてメダルを独占しました!
その後、アメリカチームは男子4x400mリレーも優勝しベイリー選手は2冠を達成しました!
屋外シーズンに向けて勢いがつきました。
その後、ベイリー選手は世界室内陸上の実績が認められて、大手スポーツメーカーのNIKEとスポンサー契約を結ぶことになりました!
まとめ
2025年シーズン序盤から好調のベイリー選手。
東京世界陸上に向けてコンディションを仕上げてくることでしょう。
今後のベイリー選手の活躍に期待しましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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