皆さんこんにちは、トンプソンです!
2024年に、アメリカの男子400m界にニュースターが誕生しました!
彼の名前は、
クインシーウィルソン(Quincy Wilson)
2024年当時、16歳にしてパリオリンピックのアメリカ代表に選出されて、なんと金メダルまで獲得してしまった逸材です!
この記事を書いている2025年現在もまだ17歳という事から、今後も目が離せない選手です。
今回は、期待のウィルソン選手について解説していきます!
プロフィール
●本名:クインシー・アレクサンダー・ウィルソン(Quincy Alexander Wilson)
●国籍:アメリカ合衆国
●生年月日:2008年1月8日
●身長:175cm
●自己ベスト:400m=44秒10
●主な実績:2024年パリオリンピック男子4x400mリレー1位🥇
ウィルソン選手のキャリア
幼少期
ウィルソン選手は、アメリカのコネチカット州(ニューヨークの北に位置する州)ニューロンドンで生まれましたが、ウィルソン選手の両親であるロイさんとモニークさんは後に、バージニア州に移住することを決め、ウィルソン選手もそこで育ちました。
後にウィルソン選手は、2025年現在も在籍しているブリーズ高校(Bullis School)に入学をし、そこでメキメキと力をつけていくことになります。
2022年
3月、ウィルソン選手は当時14歳にして400mを48秒41で走ります。
さらに8月には、アメリカ国内のアマチュア大会であるAAUジュニアオリンピックゲームスという大会で47秒77のタイムで優勝を果たします。しかも、準決勝では47秒59という決勝よりも速いタイムをマークしています。
200mにも出場したウィルソン選手は、22秒42のタイムで2位にも入っています。
2023年
3月の室内シーズンで、ニューバランスナショナル室内に出場したウィルソン選手は、400mで46秒67のタイムをマークして優勝を果たします!
さらに4月、アメリカのフィラデルフィアで毎年開催されている伝統的な大会であるペン・リレー(Penn Relays)に高校のチームで4x400mリレーに出場したウィルソン選手は、アンカーとして走り、45秒06のラップタイムをマークします!
その後、数々の大会で好成績を残したウィルソン選手は、アメリカの学生で史上最年少でNILを契約することになりました。
※NILとはname、image、likenessの頭文字をとったもので、学生でありながらスポーツメーカーや企業からスポンサーを受けることができる制度の事を指します。数年前までアメリカの学生は、学業を本業にしなければいけないという事から、学生アスリートにスポンサーがつくことができませんでしたが、学生たちが抗議をしてスポンサーが認められるようになりました。
2024年
パリオリンピックのシーズンがやってきました。ウィルソン選手は、この年で名声をさらに高めることになります。
3月に行われた、ニューバランスナショナル室内に出場したウィルソン選手は、45秒76のタイムで優勝し、見事前年からの二連覇を達成します。
その後に、フロリダ大学で行われたフロリダリレーでは、400mで45秒19をマークして自己ベストを更新します。
4月には、2023年にも出場したペン・リレーで4x400mリレーに高校のチームとして出場し、なんと44秒37のラップタイムをマークします!
前年に45秒06をマークしたことも驚きでしたが、44秒台に突入して世間を沸かせます!
そして6月、パリオリンピックのアメリカ代表を掛けた戦いである、オリンピック選考会が開催されました。
男子400mに出場したウィルソン選手は、予選から自己ベストの44秒66をマークして準決勝進出を決めます。このタイムは、当時のU18世界記録を更新するタイムでした。
さらに準決勝では、44秒59をマークして自己ベストをさらに更新して決勝にコマを進めました!
迎えた決勝では、44秒94とタイムを落として6位に終わりましたが、予選、準決勝、決勝をすべて44秒台で走るという安定感を16歳にして見せました!
そして、ウィルソン選手はオリンピックの400m個人での代表は逃しましたが、4x400mリレーメンバーとしてオリンピック代表に選出されました👏
16歳でオリンピックに選出されるのは、アメリカ陸上界にとって史上最年少という快挙でした!
オリンピック選考会が終わって7月、ウィルソン選手は、アメリカの110mハードル専門でオリンピックチャンピオンのグラント・ホロウェイ選手が主催する、ホロウェイプロクラシック大会参加しました。
そこで400mに出場したウィルソン選手は、44秒20の好タイムをマークしてU18世界記録をさらに更新します!
そして迎えた8月9日のオリンピック本番。
リレーの控え選手という事もあり、オリンピック本番で実際に走るかは不透明でしたが、男子4x400mリレー予選の1走として抜擢されました。
しかし、ウィルソン選手は大舞台で緊張したのか、普段通りのパフォーマンスとは程遠い47秒27というラップタイムをマークしてしまい、アメリカ代表チームは大きく後れを取ってしまいます。
しかし、2走でベテランのバーノン・ノーウッド選手、3走で先程のホロウェイプロクラシックで激闘を繰り広げたブライス・デッドモン選手、さらに4走で伸び盛りのクリストファー・ベイリー選手らの頼もしい先輩たちの活躍もあって、アメリカチームは組3着に入り無事に決勝へと駒を進めました。
そして、8月10日の男子4x400mリレーの決勝では、ウィルソン選手が走ることはありませんでしたが、アメリカチームはボツワナとのデッドヒートを繰り広げて、アメリカのアンカーのライ・ベンジャミン選手が、ボツワナのテボゴ選手を交わして見事金メダルを獲得! 予選を走ったウィルソン選手にも金メダルが授与されることになり、オリンピックの陸上競技で史上最年少の金メダリストになりました!👏
Embed from Getty Imageshttps://www.instagram.com/p/C-gbb1RSdCQ/?utm_source=ig_web_copy_link
2025年
6月、アメリカのテネシー州で開催されたエドマーフィートラッククラシック(Ed Murphey Track Classic)の男子400mに出場したウィルソン選手は、44秒10の自己ベストをマークして、自身の持つU18世界記録をさらに更新します👏!
今後
高校生ながらオリンピックの金メダルを獲得し、早くも活躍しているウィルソン選手ですが、気になるのは彼の進路です。
アメリカでは高校卒業と同時にプロ選手になる人もいますが、ウィルソン選手は大学進学を視野に入れています。
ウィルソン選手のInstagramでは、非公式ながら大学各校を訪れている光景が投稿されております。
👆サニブラウン選手が所属していた名門フロリダ大学にも訪問したウィルソン選手。
早くも活躍している実績と、17歳というポテンシャルがあるウィルソン選手には、アメリカ中の大学から声が掛かっているようです。
彼の進路についても注目されます。
年次ベスト

SNS
https://www.instagram.com/_quincy_wilson?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==
●X(旧Twitter)
まとめ
Embed from Getty Images若干16歳にして数々の栄光を勝ち取ってきたウィルソン選手ですが、彼の未来はまだまだ未知数です。
世界の400m界のレベルはどんどん上がっており、ウィルソン選手もその波についていけるかが重要となってきます。
今後のウィルソン選手の活躍に期待しましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
※note、SNSもやってます!👇

コメント