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ボルト2世!?ガウトガウトの経歴まとめwiki(Gout Gout)

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皆さんこんにちは、トンプソンです!

みなさんは、男子200mの選手といえば誰を思い浮かべますか?
世界記録保持者のウサイン・ボルト選手、現世界チャンピオンのノア・ライルズ選手、2024年パリオリンピックチャンピオンのレツィレ・テボゴ選手など数多くのスプリンターがいます!

しかし今回は、決してスプリント王国とは言えないオーストラリアから突如として現れた新星、

ガウ・ガウ選手

についての記事をまとめました!

17歳(2025年現在)にして、200mで20秒02を叩き出しオーストラリア記録を更新、世界に衝撃を与えたガウ選手をご覧ください。

プロフィール

●本名:ガウ・ガウ(Gout Gout)
●国籍:オーストラリア
●生年月日:2007年12月29日生まれ
●身長:182cm
●自己ベスト:100m=10秒29、200m=20秒02
●主な実績:世界U20選手権男子200m銀メダル🥈、200mオーストラリア記録保持者

ガウ選手の発音の仕方は、日本語表記では分かりませんが、Instagramの動画を見る限り、
「Hi, I’m ガウ.」
と発音しているので、この記事ではガウと呼ぶことにします。
一部日本のメディアの方々は、ガウト・ガウト と呼んでいました。

ガウ選手のキャリア

幼少期

ガウ選手は、オーストラリアのクイーンズランド州出身で、南スーダンから移住してきた両親の元、7人兄弟の一人として育ちます。

彼は幼い時には(この記事を書いている時点でもまだ17歳ですが)サッカーに勤しみ、憧れの選手はポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手だったと言います。
ほどなくして彼は、陸上競技に専念することを決意しました。

ガウ選手は現在、Ipswich Grammarという陸上チームに所属しているのですが、ガウ選手のコーチであるダイアン・シェパード氏は当時をこう語ります。

「彼は陸上を始めた当時は、まだその長い手足を完全にコントロールできておらず、特にスタートはひどいものでした。」

確かに、下の動画を見る限りガウ選手の手足は長いことが分かります☟

2022年

2022年、ガウ選手は100mと200mでオーストラリアのU16のオーストラリア記録保持者になります。当時のタイムは100m=10秒57、200m=21秒14と、このころから早くも頭角を現し始めます。

2023年

2023年には、彼は自身の自己ベストをさらに縮めて200mでは20秒87のU18オーストラリア記録を塗り替えます。当時彼はまだ15歳で、U16のカテゴリーに属していたのに1つ上のカテゴリーの記録を破ってしまいました。

2024年

そして2024年、ガウ選手は地元クイーンズランドで開催された陸上選手権において、100m=10秒29の自己ベストでU18のカテゴリーで優勝します。

スタートこそ出遅れたものの、中盤から一気に加速してそのままゴール。ゴール後もまだまだ加速しそうなくらいの勢いが残っています!

同年8月には、ペルーで開催されたU20世界選手権で200mのオーストラリア代表として出場。(またしても、実年齢より1つ上のカテゴリーの大会に出場しました!)順当にラウンドを勝ち上がり、決勝に進出。
なんと、20秒60の自己ベスト兼オーストラリアU18記録を更新して銀メダル🥈を獲得します!!👏

1着のアフリカ代表のワザラ選手は今大会で100mと200mで二冠を達成し、さらに彼は2024年パリオリンピック男子4x100mリレーでも銀メダルを獲得しています。
ガウ選手はそんな強豪選手を相手に後半を追い詰める見事な走りを見せました。👏

ガウ選手はこの実績が評価され、なんと16歳にしてアディダスとプロの契約を結ぶことになります!

そして、彼は偉業を成し遂げることになるのです。

同年12月に開催された全豪学生選手権において、追い風3.4mの参考記録ながら、10秒04をマークします!

さらに翌日、その勢いは止まることを知らず、200mでなんと20秒04のオーストラリア記録を更新しました!!👏

直線に入ってからラスト70mあたりから一気に抜け出しゴールしました!
後半の伸びと、上半身の使い方は、あのウサイン・ボルト選手を彷彿とさせるかのような走りです。

前オーストラリア記録は、1968年メキシコシティオリンピックでピーター・ノーマン氏が出した20秒06だったので、実に56年ぶりに記録を更新しました👏!!!

2025年

2025年もガウ選手は世界を驚かせました!

地元オーストラリアで行われた大会に200mで出場すると、予選を20秒05の今季世界最高タイムで通過し、決勝ではなんと19秒98(追い風3.6m)と、追い風参考記録ながらもオーストラリア人として初の200mを19秒台で走った選手となりました!☟

今年に入り、ガウ選手は世界チャンピオンのノア・ライルズ選手が所属するトラックチームの練習に参加し、世界トップの走りを肌で感じました。
早速結果が現れましたね!

さらに、2025年のオーストラリア選手権U20カテゴリーでは、ガウ選手は100mをついに9秒99で走りました!

予選、決勝共に9秒99で走ったガウ選手でしたが、惜しくも追い風参考記録(予選2.6m、決勝3.5m)。
しかし、9秒台で走れる力を見せつけたガウ選手。
コンディション次第ではすぐに公認(追い風2.0m以内)でタイムを出せそうです。
(なんといっても彼は2025年時点でまだ17歳ですからね😅)

その後、200mでも19秒84(追い風2.2m)で非公認ながらも自身のベストを上回る記録を叩き出しました。

6月24日、チェコで行われたOstrava Golden Spikesで男子200mに出場したガウ選手は、20秒02のタイムで優勝し、オーストラリア記録とオセアニア記録を再度塗り替えます。
また、ガウ選手にとってシニアの国際大会で1着を取った初めての大会となりました。

2着のキューバのメナ選手は、200mで19秒63の自己ベストを持つ実力者ですがガウ選手が先着! ガウ選手の持ち味である後半の伸びを生かした走りで見事優勝を果たしました!


2025年は世界陸上東京大会の男子200m参加標準記録(20秒14)を上回る、20秒02のタイムで走っているので、世界陸上に照準を当てて調整をするかもしれません。
(ガウ選手のオーストラリアや南アフリカは南半球に位置しており、世界大会が開催される北半球とは季節が真逆になるのでコンディション調整が難しいところではあります。)

9月の世界陸上東京大会本番。
ガウ選手は男子200mの予選5組に出場し、3着の20秒33で予選通過を果たします!
前半は隣のレーンを走るジャマイカのブライアン・レベル選手(タイムは19秒84!)に先行されましたがそれでも固い動きにならずに最後までリラックスした走りをみせました。初のシニアレベルの世界大会での準決勝進出は、今後の結果がどうであれそれだけでも価値があります。

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そして迎えた準決勝。同じ組にジャマイカのレベル、ボツワナのレツィレ・テボゴなどの強豪選手が集う中スタートが切られましたが、ガウ選手は得意の後半の伸びを発揮することができず、20.36というタイムで組4着に入りましたが決勝に進出することは出来ませんでした。

レース後にFloTrackのインタービューに答えたガウ選手は、

「レースが終わってとても気分がいいよ。世界の舞台でセミファイナリストになることができたし、世界のスプリンターと一緒に走れたことはとても光栄な事だったよ。」

今回の結果にがっかりしていますか、それとも良かったですか?という質問に対しては、
「とても楽しかったよ!正直、19秒台を目指していたからそれは叶わなかったけど、いずれ出すことをイメージで来ているよ!」

と答え、初出場のシニアレベルの世界大会に満足している様子でした。

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まとめ

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まだまだ陸上競技のキャリアが始まったばかりのガウ選手ですが、すでに数々の偉業を達成しております。
しかし、彼はまだまだジュニアの選手なので、世界陸上・オリンピックなどのシニアの舞台で戦った時にどれほどの実力を出せるかが注目されます。

今後とも、ガウ選手の活躍に注目しましょう!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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